ラマダン カリーム!
先週木曜日にラマダンが始まり、
はや一週間が経ちましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ムスリムの方は、生活時間帯の変化や断食にも
だいぶ慣れた頃ではないでしょうか。
我が家もムスリム一家なので、断食をしたり、
友人家族と夕食を共にしたり、ラマダンのお祈りをしたり
してラマダンを過ごしています。
ムスリムでない方にとって断食をするラマダンは
辛くて苦しいイメージでしょうか。
宗教的な意味合いでは、ラマダン中は普段の数倍、
神からの恩恵やご加護を得ることができるのですが、
それ以外にも色々と良い事があります。
我が家の子供達も断食をします。
12歳の長女と9歳の長男は、数年前から毎年1ヶ月間、フルで
断食をしています。学校のクラスメートや近所の友達と
愚痴を言ったり励ましあったりしながら1ヶ月を乗り切ります。
7歳の次女は、去年から断食の練習を始めました。
今日はお昼のお祈りまで、明日は午後のお祈りまで、
といった具合に時間を延ばしていったり、週に2回とか、
調整しながら断食します。
今年は学校のクラスメートとお姉ちゃんたちの影響で
背伸びをしたく毎日フルで頑張っています。
勉強やスポーツ、得意なことがあまりなかったり、
自信がない子供でも、ラマダン中は大人と同じ断食をして、
毎日断食ができた日数を数えては、達成感と自信を
得ることができます。
そんな断食を頑張っている子供達を、普段厳しいお父さんは、
自然と心から褒めてあげ、やさしくなります。
我が家は普段なかなか家族全員揃って食事をとることができませんが、
ラマダン中、断食明けの食事イフタール(午後6時半ごろ)では
毎日お父さんは仕事を切り上げて帰宅し、一緒に食卓につきます。
思春期で難しい時期にある長女も、
自然とお父さんの帰宅を待つようになります。
そして、待ちに待ったイフタールは、
何を食べてもおいしく感じるものです。
皆が自然と食事ができることを神に感謝し、
準備するお母さん(私)は毎日のように「おいしいーサイコー」と
褒めてもらえます!!!
まだまだラマダンの良さや楽しみの話がつきませんが、
断食の良い面、知っていただけたでしょうか?
次回はラマダン中、ムスリムはどんな生活をしているのか
楽しいラマダン生活を話したいと思います。
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By Layla